STEP11 海外旅行傷害保険に加入する
いくら健康に自信があっても、慣れない環境では体の不調も起きやすいもの。また、ケガも心配だ。保険が適用されない場合の医療費はとても高いので、海外旅行傷害保険には必ず加入しておこう。
出発前の保険加入が基本
日本であらかじめ海外旅行傷害保険に加入するのがいちばん。大学付属の語学コースでは学生保険に入れる場合もあるが補償内容は必ずしもニーズに合ったものではないし、当然ながら在学期間のみ適応するものなので、日本からの出発〜帰宅までの期間を考えると心もとない。
海外旅行傷害保険とは
海外旅行中に発生したケガや、病気にかかった治療費などが支払われる損害保険。保険内容には基本契約(旅行中の事故によるケガが原因での死亡、後遺障害、治療費用の補償)と任意加入の特約(旅行中に発病した疾病が原因での死亡、治療費用の補償や賠償責任、携行品損害の補償など)がある。保険料は補償内容や契約期間によって違う。
必要な保険を見極める
まずは今入っている保険の内容をチェック。最近では普通の生命保険でも海外滞在中の治療費が出たり、クレジットカードでも、期間・補償内容は制限されるが海外旅行中の保険が付いているタイプもある。ただし、留学という条件を考えるとカバーされない部分も多いので、これらに入っている場合は「ほかに何が必要なのか」を考えてみよう。
留学生向けのセット保険もある
今ある保険ではいかにも手薄、またはまったく保険に加入しておらず一から組み直すなら、留学生向けのセット保険もおすすめだ。必要最低限の手頃なもの、補償が充実したものなど複数のパターンから選べる。健康に自信のある人向けに、通院費を抑えて携行品補償を増額したものなども用意されている。また、6ヶ月以上滞在する人には、歯の治療費が含まれている保険もある。ベーシックに揃えた場合、保険料は1年間で13万円ほどだ。
保険会社はどう選ぶか
保険内容が同じなら、保険料はどの会社でも大差ない。したがって、現地に支店やクレーム・エージェント(事故時の相談や保険金支払いなどを担当する)が十分にあるかどうかを確認し、万一の際、素早く対応してくれそうなところを選ぼう。なお、加入は遅くとも出発の2週間〜10日前までにはすませたい。郵送でのやりとりをしている場合は特に、発券までに時間がかかる。ただし、申し込み後に変更があると手続きが面倒なので、航空券を入手し、出発日が確定してから加入というのが原則となる。
カバーされないもの
慢性疾患の治療費はカバーされない。日本で治療できるぶんはすませ、薬があれば携帯を忘れずに。英文の処方箋も用意しておくといいだろう。また、自分が運転する車での自動車事故による損害賠償はされない。
携行品保険は必ずかける
携行品保険ではパスポートの盗難・紛失の際、再発行手数料やその手続きに必要な交通 費も限度額内(現行50,000円)でカバーされる。このほか乗車券、航空券の盗難に対しても補償があるので、たとえ高額な荷物がなくても携行品保険には必ず入っておくことをおすすめする。さらに、ホームステイ先や寮の家財がカバーされる特約もある。滞在先の部屋を汚してしまった、置いていたものを盗まれたなどの場合に安心だ。何が補償され、何がされないのかについては保険のパンフレットに記載されているので、しっかり読んでおこう。
●カウンセラーからひとこと
長くかけておけば安心、中途帰国で精算もOK 現地で進学するかもしれないという方などは特に、保険の期間を短めにしておき、あとで延長することを希望されます。ただし、補償金の支払い状況などによっては延長を断られる場合もあるので要注意。だからといって現地にいながら新規に入ることも今はできないので、無保険に陥る危険があります。そこでおすすめしているのが、長くかけて帰国時期に応じて解約、精算するパターン。1ヵ月以上の残存期間が残っていれば、そのぶんは返金されることも多いので、調べてみるといいでしょう。(「成功する留学」・保険担当)



